9/17
六本木アートデイ
『土木展』
「AFTER GROUNDSCAPE SPECIALー時代の土木、土木の時代ー」
内藤廣さん登壇のトークショーを拝聴しに出掛けた。土木の時代は終わったと3.11が示してしまったとの思いは強い。被災地に出来上がる過剰な構造体は何を生むのだろう、法のもとに出来上がってしまったいびつな結晶に見える。
21_21のただ表層のデザインの展示と、最後の映像ドキュメンタリーの嘆きの余りにもの不調和に戸惑う。
戦後の民主社会の哲学の行き詰まりを強く感じ、新たな哲学の種が見えず苦しい。
ワコウ・ワークス・オブ・アート フィオナ・タン 「Recent Works」
日本の地方を撮った映像がなんだか心地よくて、好きな作家。今回は福島の汚染地域の映像で、抜け殻のSFホラーさながらの風景。扱いきれない力に手をつけたヒトの恐ろしさを感じる。
メトロポリタン美術館所蔵の朝顔図屏風を見に。琳派の色彩とリズムの美しさを踏襲した名画だった。吸い込まれるような青、徹底的に主張を控えた葉の緑、金地の異界。3次元的な色彩の重なりを味わう。
9/15
後期授業開始。今期は専門のみである、自由時間も多くなる主体的な学習の本当に良い機会だ。
『 レクサスデザインアワード』伊東豊雄氏登壇トークショーを青山ブックセンターにて拝聴。『町並みの美学』読了。町並み、デザインにおける日本的なるものと、西洋的なるもの。偶然2つが連関する。
閉じた形象を明確に持つ西洋と、連続的な状況を作る日本。
若い受賞者のトークを聞きながら、活躍と学びの機会を得られる良いコンペであるなと。日本発の哲学に、国際コンペ、新しい切り口の発明が生まれる。
日本語の『うち』が背負う広がりがすべてを象徴している。D/Hの考察、入り隅の空間、仰角・俯角から考える町並み、など切り口の面白さがあった。
6/14
ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり
- 作者: 嶋田洋平
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/05/28
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9/13
午後から国立近代建築資料館へ。
『ル・コルビュジエ×日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に』
コルビュジェが日本に与えた影響の大きさを感じる。
無限美術館として並列されていた神奈川県立近代美術館に、この秋ぜひ訪れよう。