建築、学生 非日常の日常

PowerShot S120で撮る

8/4

また、首都湾岸でバイト。
IMG_0534.JPG

IMG_0535.JPG



キャパへの追走

キャパへの追走

夭折への憧れから、40歳で亡くなったキャパへ。老いる事なく死んでいった者への嫉妬と優越感。
前作の補完的位置付けであるが視点が異なり、キャパの人生がより厚みをもって感じられる。
彼の写真を追い、旅し、人生をなぞる。
時を経て変わった風景だが、人の心象はそれほど変わっていないものだ。
沢木さんが若い頃あぶり出したのは燃えるような生と死だったが、今作は年老いた作家の静かな弔い、そして死への前挨拶に思えた。
キャパの十字架ではキャパのドラマチックな生き方を描いたものだったが、この作品では作者自身が一人称として存在し、その人生の締め括りを静かに、またユーモラスに味わっているように見えた。