建築、学生 非日常の日常

PowerShot S120で撮る

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今日、読み終えた2冊の本から今の人の、今の価値観をみた。

 世の中、変わったなと、、。

 

 ゆるい就職、JK課、NEET株式会社、就活アウトロー採用、、、。

ゆるいってなんだろう。序列でも、かつてあったような平等を謳うでもなく、、。現状では生産性が低いなと思える。固まった社会を生きづらく感じている人々に、うまく場を与えることで何かが生まれてくるといいなと期待させる。

ただ、ゆるくていい、自分なりでいいという選択肢は、なんだか心豊かな気がして、、。日本にももっとアウトサイダーな生き方があってしかるべきなんだ。

 

魔法の世紀

魔法の世紀

 

ユビキタスを超え、場となってゆくテクノロジー。テクノロジーのエーテルに包まれた世界、コンピューテーショナル・フィールド。

まるで魔法のような世界で、おとぎ話のようだが、いずれ実現することが実感される。

そうか、今は魔法の世紀なんだな、、。

現在は捨象されたものとしてのデジタルも、処理技術の進歩とともに味わいや、はてには感情まで持ってしまうんだろうか。AIがオートメーションで創る作品に共感し感動する日が訪れるのだろうか。

 

好きなSF漫画の言葉が、予言のように思い出された。

"企業のネットが星を覆い電子や光が世界を駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来” ー『攻殻機動隊』 第1ページよりー 

攻殻機動隊 (1)    KCデラックス

攻殻機動隊 (1) KCデラックス

 

 情報端末に日々接触する我々の、曖昧で、いつの間にか全く変わっている世界観。明日にはSF世界にいても不思議じゃない予感がする。

2冊を読んで実感する。この20年を考えてなんだか遠いところに来てしまったなと、、。それと同時に何かを置き忘れてしまった。ヒトとして大事なものを捨象して生きているなと感じる。

だって最近の人間って人間臭くないんだよな(笑)

 

著者二人の顔を検索する。どちらも笑ってしまうくらい胡散臭い。

現代の救世主はこうしたアウトサイダーから出てくるのだろうか。

 

結局、確かなものは何一つ無くなってしまった、それだけが唯一の確かなことなんだと再確認、、。