11/5
地元の映画館、レイトショーで。
良い映画ではなかった。
終始物語はハイペースに進み、それも淡々として、ただただ原作の筋を追ってゆく。
感情移入すること、作品のリズムに乗ること、どちらも許されず取り残される。
観続けられたのは美しいひとつひとつのカット、小松菜奈、菅田将暉の魅力、ちょっとしたシーンのラフな演技の良さ。まとまりきらないが、いくつものパーツが良い。
そうして終局を迎える。花火のようなラストシーンだ。
本当に一瞬だった。何が良いのだか分からない、悪い部分も目につく、、、でも少し、しびれてしまった。
間に魅力がないこの作品は、映像と紙芝居のはざまにあるように思える。
監督、山戸結希、その原石から飛び出る鋭利なモノに知らず内に傷をつけられていた事に戸惑う自分がいる、、。