台湾第4日目
今日は移動日だ。
朝にチェックアウトを済ませ、MRTで九份行きのバスの最寄り駅へ行く。
バス停で出会ったのが中国系アメリカ人の親子。彼らとバスの中でずっと話す。欧米的な気持ちのいい会話へのサービス精神に恐れ入る。
九份に着き、写真を撮って別れる。
九份に居られるのは昼まで、ささっと回る。、、芋圓という芋の白玉ぜんざいを食べて、テキトーに写真を撮る。
感情を動かすようなものは何もなく、正直来なくてもよかったなと…。
最寄り駅にバスで戻り、電車で頭城駅へ。
駅からタクシーでランヤンミュージアムまで。120元。
車の窓から三角形のフォルムが見えただけでテンションが上がる。
中へ入るとガラス張りの大きな吹き抜けのスペースが迎えてくれた
斜めにそそり立つ壁面と空中廊の貫入によって複雑な構成の空間となっている。
内部までしっかり作られていることに、前日まで見てきた台湾建築とは違うと感じた。
館内の展示は宜蘭地方の太古からの歴史を紹介しており、なかなかの充実っぷり。
一方でこの特殊な建物の形を活かした活用ができているのか、またどうすればできるのか考えてしまう。
一通り見た後で外から建物を眺める。
斜めの形態はパースを強調した形になっており、錯視感が面白い。壁面も大きな石とアルミのコントラストがなかなか。
歩いて見てゆくと、角度ごとに大きく表情を変えてゆく。
これは来てみて良かったと感じた。
雨の中ぐるっと散策した。周囲まできちんと建物の形に合わせて整備されている。
頭城駅に戻り、羅東へ。
駅前のホテルに荷物を置き、お世話になる方に電話。
今日は中元の日で廟の前で宴会が行われているそう。自分もタクシーで向かう。
雨の中テントの下で50人前後の人々が酒を飲んでいる。
自分も加えさせていただく。大皿料理はどれもおいしく紹興酒と共にいただく。
しばらくすると宴は割とあっさり終わりそのあと2人で飲みに。
父のこと、、建築のことについて話す。
ディテールとは何か、何のためのディテールか。
建築の本質はどこにあるのだろう。
ウィスキーを飲んで宿に帰るとひどく酔っていた。
波に揺られながら眠る。